301リダイレクトと302リダイレクトは離婚と不倫 – SEO例え話


301302

私がSEOに関連するお仕事を始めて早7年。どうしたって難しくなる概念の説明や、専門用語の説明を少しでも伝わりやすく…と、自然に始めたのが例え話でのSEOの説明。

本来の意味でなく例え話ばかりが頭に残るというもっぱらの噂ですが(笑)
これまでにSEOの説明に使用してきたSEO例え話を記事にしていこうと思います。

1回目:ステータスコード301と302は離婚と不倫

■一応・・ステータスコードとは?

Yahoo!さんの説明をまずは確認。

HTTPステータスコードとは? – インフォセンター – Yahoo!検索
コンピュータやサーバーとの間で、HTTPによる通信が行われている場合、たとえば、ブラウザでウェブページを表示したり、クローラーがウェブページを巡回したりするときには、ウェブページの設置されているサーバーとブラウザやクローラーとの間で、お互いの状態(ステータス)をやりとりしています。このステータスをあらわすコードが「HTTPステータスコード」です。

・301 Moved Permanently
ウェブページは、指定されたURLではすでに存在せず、別のURLに永久的に移転したので、新しいURLに転送したことを示します。

・302 Found(Moved temporarily)
ウェブページは、指定されたURLでは一時的に存在せず、別のURLに仮の移転をしているので、移動先のURLに転送したことを示します。

つまり、ページ移転を表すステータスコードで、ページやサイトの移転など様々な場面で使われます。
さて、このステータスコードですが、301だろうが302だろうが、
ユーザーの挙動は一緒です。ただページが移動をします。(ガラケーではちょっと差があるのですがここでは割愛)

301302-1

しかし、検索エンジンから見ると大きな差異があります。
http://hinishi.com/example.htmlというページがhttp://hinishi.com/example-new.htmlに移転するとします。
301でも302でもユーザー挙動は何も変わりませんが検索結果は異なります

301の場合→URLが移転先のURL
302の場合→URLが元のURLのまま
301302-6

301は永久的に移転なので、URLは移転先のURLに
302は一時的な移転なので、URLは元のURLのまま

この概念を伝えるために用いているのが、
「ステータスコード301と302は離婚と不倫」です。

まず、Aさん夫妻と間男Bが登場人物です。
301302-3

Aさん夫妻は仲良くやっていましたが、
何かをきっかけにA妻さんは間男Bと良い仲になりました。この時A妻さんを「気持ち」と「戸籍」に分解ます。

良い仲になる=不倫
301302-4

気持ち→間男B
戸籍→A夫

この後すったもんだがあり、A妻さんは間男Bさんと再婚します。

再婚する=離婚
301302-5

気持ち→間男B
戸籍→間男B

はい、ここで戸籍をURLに置き換えます。
ついでに、不倫を302、再婚を301に置き換えます。

つまり、
気持ちだけの移転(一時的なURL移転) →不倫(302)
気持ちも戸籍も移転(永久的なURL移転) →離婚(301)
301302

不倫は一時の気の迷いかもしれないので、戸籍=URLはそのまま
離婚は新たに間男の戸籍に入るため、戸籍=URLも変更

ということですね。リダイレクトのステータスコードは気を付けないと
新しいURLに評価が渡らないので、(戸籍上夫婦になれない)ので注意しましょう。

B夫妻とA夫に幸あれということで、おあとがよろしいようで。